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台湾:治安・安全・交通事情

2019/5/6追記:
※本ページ内における記述内容は、海外旅行における基本的な安全・防犯知識はあることを前提としています。
基本的な安全・防犯知識は↓ページを参照

外務省 海外安全ホームページ|海外旅行を予定されている皆様へ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/message.html

海外安全パンフレット・資料 > 海外安全虎の巻 – 外務省
[PDF] https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf

海外安全ホームページ: 安全対策基礎データ – 台湾
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_008.html

海外旅行保険t@bihoたびほ | スリ被害にあわないためのヒント
https://tabiho.jp/overseas/popup/home/suri.html
※対象はヨーロッパだが基本的な考え方は台湾でも同じ

台湾在留邦人安全のしおり
[PDF] https://www.koryu.or.jp/LinkClick.aspx?fileticket=r97X%2BP%2B5%2FdY%3D&tabid=1480

全般

外務省のページには何か色々と書いてありますが、海外旅行における基本的な防犯意識があればそこまで警戒する必要はありません。
危ないエリアはだいたいガラの悪い人間がいたり、危なそうな雰囲気があるので事前察知も容易です。
あとは酔っ払いや挙動不審な人間に近づかなければ問題ありません。

ここ数年、台北市内の駅や繁華街で社会的・精神的に追い詰められた人が騒ぎを起こす事件が年に数回の頻度で起きているので、交通事故やスリ・引ったくりを未然に防ぐ意味でも周りをちゃんと見ながら歩きましょう
タクシーについても色々言われていますが、タクシー以外のトラブルがそこまで多くないので多く報告されているように感じるとも言えます。
むしろ本当に気を付けなければいけないのは後述の交通事情の方だったりします(これも他のアジア諸国に比べればかなりマシな方ですが)。

以下に一応注意が必要なエリアを挙げておきます。

龍山寺周辺(台北市)

「台湾 治安」でググる必ず挙がってくるエリアですが、ガラが悪いだけで目立った行動を起こしたりしなければトラブルに巻き込まれることはまずありません。
ただし、廣州街夜市の南側や華西街の路地は昼間でも雰囲気で察せるとは思いますが、風俗関連のお店が密集しているのでうっかり足を踏み入れないように注意してください。強引な客引きも少なくありません。

林森北路(台北市)

範囲は市民大道から長春路辺りです。住所は中山北路(新生北路)○巷だったりもします。Googleマップを見れば分かりますが、林森北路から東西に延びる路地に飲食店やバーが非常に多いエリアです。
林森北路の大通り自体は酔っ払いが多い以外の治安的な懸念要素はありません。

また、日本人の間では風俗スポットとしても有名で、日本人男性1人で歩いていると声掛けが非常に鬱陶しいです。詳しい情報は「林森北路 夜遊び」辺りのワードでググって下さい。当サイトではこの手の情報は扱いません。

ちなみにこのエリアの宿泊施設は連れ込み宿を兼ねていることも多いため、気になる方は安いダブルルームには注意して下さい。隣に部屋がギシギシアンアンやかましいことがあったりなかったり…

台北駅など混雑が激しい駅やバスターミナル

他国の中央駅のように目を離した瞬間に荷物が消えるレベルではありませんが、人通りが常に激しいため置き引きの危険性はあります。
物乞い・物売り・用途が怪しい募金もそれなりに見かけますが、積極的には絡んでは来ないので関わらなければ問題ありません。

九份や故宮博物館などの超有名観光地、商業施設

物売りやタクシーの勧誘がターミナル駅と比べて積極的になっていますが、ちゃんと断れば退散してくれるレベルなので意思表示ははっきりとしましょう。
特に九份は交通の便が良くないのでタクシーも強気な料金を吹っかけてくるケースがあります。

また、土産物屋や茶屋などで価格や料金を明示していない店はあらかじめ確認するなどの自衛が必要でしょう。
人が集まるということは当然スリもいるので挙動不審な人間にも注意が必要です。

最近の日本人旅行客に対するスリ被害は、故宮博物院、忠烈祠、中正紀念堂、龍山寺、永康街、台北101ビル、士林夜市、饒 河夜市、九份、鼎泰豐の店舗周辺等で多いようです。

台湾安全情報(2018年1月~9月) | 公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/news/?ItemId=921&dispmid=5287

士林夜市や六合夜市などガイドブックで大きく取り上げられている夜市

金銭を触る機会が増える、場所や時間帯によってはラッシュ時の駅や電車内レベルの人混みになることもあるのでスリの危険性は高まります。
東南アジアやヨーロッパ諸国のスリのように高度な技術や強盗紛いなひったくりはまずないので、財布が見えている状態とか鞄が開けっ放しなど、どう見てもカモに見える状態でなければまず大丈夫でしょう。

また、価格を表示していないぼったくり屋台や店舗も存在するので、価格を出していない店には近づかないようにしましょう。そういった店は呼び込みや勧誘がしつこいケースが少なくありません。
士林夜市には意思疎通が不自由な海外旅行客をターゲットにしたフルーツ屋台の存在が多く存在し、2019年1月頃にいくつか摘発されたようですが、しばらくしたら復活する可能があるので注意が必要です。

臺北市政府產業發展局-針對士林夜市現切水果消費爭議案,本府加強稽查遏止亂象
https://www.doed.gov.taipei/News_Content.aspx?n=F28B775DFA6D1A44&sms=72544237BBE4C5F6&s=BAC86A0E6FDBAA5D

台北101の北東、松仁路・松壽路が交差するエリア

Neo19などのナイトクラブが固まっている繁華街エリアで、盛り場とも言えます。日本で例えるなら六本木が近いでしょうか。
羽目を外した輩や色々な国の人間が集まる関係で、夜間に女性だけで行動していると強引なナンパなどに絡まれる可能性があります。男でも一人はもちろん、少人数の場合でも注意が必要です。

西門町

台湾の渋谷とか原宿とか呼ばれることもありますが、深夜の雰囲気もだいたいそんな感じです。
多くの店舗が閉まり始める22時以降はなるべくほっつき歩かないようにしましょう。

立法院・台北市政府・交流協会

政治的に面倒な人たちが集まることが多いため、必要がなければ近寄らない方が良いでしょう。
特に立法院周辺はテント村のようなものがあったり、赤い国旗を掲げてうろうろしている人たちもいるのでそういった人たちに近づいてはいけません。

また、この手の人たちは日本や日本人を糾弾対象にしていることが多いため、拡声器で罵声を浴びせてくることもあります(大抵は中国語で叫んでいますが稀に怪しい日本語で叫んでくることも)。反応したら負けなので無視しましょう。直接絡んでくることは、こちらが抗議や反撃に及んだりしなければまずありません。

台北市政府や交流協会は立法院のように常時面倒な人たちがいるわけではないですが、特定の日(二二八和平記念日・終戦記念日・国慶節など)にデモや主張活動を行う団体がいるため、こういった日の前後は注意した方が良いでしょう。

太魯閣渓谷(特に九曲洞付近)

2017/9にサイクリングをしていた日本人が落石の直撃を受けて重体、その後死亡するという事故がありましたが、中橫公路(台8線)は非常に落石が多い道路で、九曲洞付近は特に多く落石による死傷事故が年数回の頻度で発生しています。そのため天候が荒れやすい5~10月は頻繁に通行止めも発生します。

このため大雨、強風、台風、地震(震度階級2以上)が治まってから1週間程度は警戒する必要があります。
また、遊客中心などの各観光拠点でヘルメット(安全帽)の無料貸し出しが行われているので利用することを強く勧めます。

常見問題-太魯閣國家公園
http://www.taroko.gov.tw/zh-tw/Event/FAQ?page=6
「進入太魯閣地區如何借、還安全帽 ?」のFAQの項によると太魯閣遊客中心ではヘルメットの貸出時間が8:30~15:00、返却が17:00までとなっている

野犬

流石に台北の中心部では滅多に見ませんが(萬華區や士林區はいる)、南部・東部地域では至る所で見かけ、花蓮駅や台東駅では待合所で涼んでいることもあります(餌をやっている様子はなかったので飼い犬ではなさそうです)。
基本的に一日中バテ気味で積極的に行動する気配は見られないので、こちらから挑発したり、歩道で死んだように寝ているところをうっかり踏んだりしなければ大丈夫でしょう。
犬に限らず台湾の動物は全般的に人間への警戒心が薄い傾向があるように感じます。

なお狂犬病に関してですが、2013年7月に野生のイタチアナグマから検出されたという報告があるので、危険性がゼロの地域でないということは頭に入れておきましょう。


台東の中央市場付近の商店の前で死んだようにグダっている犬。こちらは段ボールが敷いてあるので飼い犬かもしれません

物乞い・募金活動

主に大都市の中心的な駅とその周辺、バスターミナル、有名な観光地施設前などに多いです。
積極的に絡んでくるケースは稀ですが、中には歩き回って入れ物をこちらに突き出して来たり、障がい者を利用した物乞い紛いの募金活動も存在します。

特に出入口が開放されているタイプのバスターミナルは警備員が配置されてないことが多いためか巡回している物乞いに結構な頻度で遭遇します。

多くの場合は積極的に絡んできませんし、歩き回っているタイプも通りすがりに入れ物をこちら側に差し出してくる程度なので、こちら側から絡まなければすぐに立ち去っていきます。

ただ、知的障碍者による募金活動(募金を装った物乞い行為のことも多い)はこちらの拒否反応を理解してくれないことが多く、無視しても長時間要求を続けてくる傾向が強いため、逃げるか適当な硬貨を数枚を突っ込んで退散して貰うのが良いでしょう。下手に長時間接触を続けていると無用なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

※見方によっては酷い文言ですが、社会的弱者は現地の行政機関や援助団体等が解決すべき問題で、事情もよく解かっていない海外からの旅行者が係わるべきではないというのが筆者の考えです。

タクシー

計程車のページも参照

「台湾 トラブル」で検索すると必ず挙がる項目です。
簡単にまとめると

  • 車両や運転手が汚いのは絶対に避ける
  • ドライバーから話しかけてきたり勧誘してきた場合も避ける
  • 可能な限り記録が残る手段で乗車する
  • 不安や疑問を感じたらさっさと降りる・乗り換える

タクシードライバーはどの国でも底辺職の傾向がありますが、台湾でもその傾向はかなり強いようです。
5~10年くらい前まではかなり凶悪な事件も発生していましたが、最近は大分マシにはなってきたようです。それでもある程度の警戒は必要ですが。

また、「台湾 タクシー 安全」等のワードでググると、個人タクシーは犯罪歴がないと認可が下りないから安心というブログや書き込みが引っかかりますが、会社所属のタクシーより俺様ルールを要求してくる傾向があるので別の意味でトラブルに発展する可能性はあり、当たり外れが激しいとも言えます。

個人と会社所属のタクシーの見分け方は、ヘッドランプが長方形でシンプルに「TAXI」や「出租汽車」とだけ書かれているものは個人、それ以外の円形だったり装飾があるものは会社や団体に属しているタクシーになります。
ただ、小規模の会社や団体所属のタクシーは個人タクシーと差があまりないため、万全を期するのであれば大手の台湾大車隊、大愛計程車、大都會衛星車隊、城市衛星あたりを選ぶと良いでしょう。


写真前方の「出租汽車」のヘッドマークの車両が個人、後方の飾り気のあるものが会社団体所属の車両

タクシーの勧誘は空港、駅、長距離バスの待合室、観光施設前などいたるところで絡まれますがスルー推奨です。高速道路代、トランク利用料(これらはメーター制タクシーでも請求される)等の名目で法定より高い追加料金を請求して来たり、ドライバーと繋がりのある土産物屋などに連れて行かれたりという事例が報告されています。当たりを引けばいいのですがいかんせんリスクが高すぎます。

基本的に手入れがなされていない車両、客商売する気がなさそうな身なりのドライバーを避ければ少なくとも旅行継続が不可能な事態に巻き込まれるリスクはかなり減らせます。

また、コンビニのマルチメディア端末・タクシー会社のWebやアプリから配車の手続きをすると乗客の手元にも呼び出した控えが残る(当然タクシー会社にもどのドライバーと車両が向かったのかという情報が記録される)ので、何かあった場合の車両の特定が容易にできます。もちろんこれらはドライバーが悪さをしないためのけん制にもなります。

あと、一部のブログや掲示板には警察署から呼んでもらうなんてありますが流石に迷惑なので、というかそもそも警察の業務ではないのでやめましょう。
と言いたいところなんですが、交流協会による2010年時点での注意喚起ではこの手法を推奨しています。やるかやらないかは自己判断で…

交通事情

[PDF]交通ルール、 習慣、 交通状況が日本と違うことを理解し、 細心の注意を払ってください。
https://www.koryu.or.jp/ez3_contents.nsf/15aef977a6d6761f49256de4002084ae/fd1ad232243942e84925775000349b40/$FILE/rule_taiwan.pdf

JAF|海外サポート:台湾で自動車を運転される方へ
http://www.jaf.or.jp/inter/taiwan/index.htm

リンク先には色々と書かれていますが、後述のようにそもそも交通ルールの概念が日本と大きく異なるので周りをよく見て合わせて行動することが重要です。
台湾の街中での歩きスマホや歩行中にヘッドホンを使用は論外です。そのような習慣がある人は移動中はスマホやヘッドホンをカバンの奥底など簡単に取り出せない箇所にしまっておくなどの対策が必要でしょう。
交通規則は基本的に道の流れを適切に制御するものであって交通弱者を守るためのものではないと考えた方が良いでしょう。

・右側通行で歩行者は対面通行
・道路上の優先順位はバス>車=バイク>(超えられない壁)>自転車>歩行者
・信号機はカウントダウンが0になった直後に変わる、点滅などの猶予はほぼない
・歩道は凸凹(台北以外は凸凹度合いがさらに酷くなる)

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この程度の段差(20cm程度)ならまだマシな方で、酷いと40cmくらいある場合があります
重いキャリーカートを引きずりながらの街中散策はもはや修行の域です

・道路上の障害物がとにかく多い

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台湾の都市部の通りは上の写真のような感じのタイプが多いです。
ガード下(建物内)が一応歩道に当たりますが私有地なので、建物の管理者や入居店舗が管理しているので上に挙げた項目のように凸凹が酷い傾向にあります。
私有地なので当然入居者側は好き勝手使うので、食堂のテラス席になっていたり、通行不能なレベルで物が置かれているケースも少なくありません。
その右側の一見歩道っぽい部分はたいていバイク置き場になっているのでまともに通行はできません。

・バイクがが日本の自転車感覚で乗り回されいる

路地裏だろうが広い歩道だろうが夜市が展開されていようが爆走してきます。そしてクラクションはあまり鳴らしてくれません。

さらに恐ろしいことに、最近は電動スクーターが急速に普及しているため音もなく飛び出してきます
ちなみに台湾では基本的に最高速度25km/h以下の電動スクーターや電動自転車(自走機能付きも含む)は運転免許が不要です。

バイクにぶつけられないポイントは、バイクがこちらに向かって来たら下手に回避しようとせずその場で止まること。相手は慣れっこなので上手く避けてくれます。
あとは、死角があったらバイクや自転車が飛び出してくることが前提で考えるべきでしょう。

蚊対策

登革热(デング熱)

FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|デング熱
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name33.html

デング熱に関するQ&A|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html

台湾ではこれを媒介するネッタイシマカやヒトスジシマカが生息します(後者の媒介率はやや低い模様)。

特に夏季の高雄や屏東など台湾南部では毎年数千~1万人規模のデング熱患者が発生します。
2015年には台南で大流行し、台湾全土で患者数が2万人、死者が100人を超えました。

小黑蚊

殲滅小黑蚊懶人包(注意喚起の記事、患部画像があるので注意)
https://www.facebook.com/notes/露營瘋/殲滅小黑蚊懶人包/1510606742487902/

ほぼ台湾全土、特に新竹・台中・嘉義・花蓮を中心に毎年大量発生する小型の蚊で、一見コバエのようにも見えます。
体長が約1.4mmと非常に小さいので目が荒めの網戸はすり抜けてきます。

デング熱などのヤバげな病気の媒介はないとされていますが、痒みや痛みがヒトスジシマカやネッタイシマカより大きいです(体質にもよりますが)。

対策

台湾では入口を開放している施設や建物が多く、室内といえども油断ができません。
つまりどこにいても蚊に刺される危険性があるので、虫よけスプレーや電池式の携帯用蚊取り等での対策が必要です。
ただしスプレー類は飛行機内への持ち込み制限(容量100ml以上は不可)、電子式は電池切れや薬剤の使用期限や保管方法に注意しましょう。

また、高雄・屏東・台東などの南部・東部地域は12月上旬でも数が減っていますが活動しています。1月・2月も街中ではほとんど遭遇しなくなるとはいえ、公園など自然が豊かな場所では生き残りが活動していることがあります。

関連リンク

サイト内検索結果(日本語) | 公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/searchresults/?台湾安全情報
※交流協会のサイトで発表している治安状況や邦人被害の統計

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