パスポート

last update : 2024/03/29

↑注:写真の右側はお土産用のジョークグッズ

基本情報

外務省: パスポートの申請から受領まで
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_2.html

各都道府県のパスポート発給の一覧は↓より

パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_6.html

発行費用

※2023年4月現在

10 年用:16000 円
5 年用:11000 円
5 年用(12 歳未満):6000 円
残存有効期間同一旅券:2500 円

※10年用の発行可能年齢は2022年4月より18歳以上へと引き下げられている

成年年齢の引下げに伴う旅券法の一部改正について|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/pss/page25_001497.html

5年以内に未交付失効があった場合の手数料

10年旅券:22,000円
5年旅券:17,000円
5年旅券(12歳未満)及び残存有効期間同一旅券:12,000円

※上記手数料は2023(令和5)年3月27日以降に発給されたパスポートが対象。
旅券は発行後、6ヶ月以内に受領しなかった場合は失効し再度発給申請が必要となる。
この受け取らずに失効させた上での再発給に対するペナルティが導入されるだけなので、通常は気にする必要なないはず。

パスポートに使用する写真

以下の条件を満たしていれば必ずしもカメラ屋や証明写真機で出力したものである必要はない。

  • 撮影から6か月以内
  • 写真サイズ縦45mm横35mm(顔の大きさが縦32~36mmで頭上2~6mmの余白)
  • 正面上半身の脱帽状態
  • 背景が無地かつ白又は薄色でフチがないもの
  • 銀塩写真と遜色ない解像度

更新後のパスポート

旧パスポートが必要になケースはなくはないため、無効(VOID)のパンチ穴を開けられて返却される。
心配であれば窓口に持って帰りたい旨を伝える。

パスポートの発行・手続き(日本)

新規発行

1 新規発給 – 日本国内及び海外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_5.html#01

新規申請|神奈川県パスポートセンター公式サイト
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/2315/shinki.html

新規に発行する場合。既存の旅券(パスポート)を失効させてしまったり、紛失・焼失・盗難・著しい破損などの場合も新規発行が必要。

紛失・焼失・盗難の場合は別途「紛失一般旅券等届出書」及び、それを証明する書類(警察署発行の盗難届や遺失物届等もしくは届出番号、消防署や市区町村発行の罹災証明書)が必要。

切替発行(申請)

2 切替発給 – 日本国内及び海外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_5.html#02

切替申請|神奈川県パスポートセンター公式サイト
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/2315/kirikae.html

原本と残存期間がある状態でパスポートを再発行する際の申請方式。

原則として残存期間が1年未満、記載事項の変更(姓名変更、本籍地の都道府県の変更、通名などの併記追加や削除)、整形等で写真の差し替えが必要、汚損・破損、査証欄の空きが足りない等の理由が必要。(紛失した場合は別途紛失届の提出が必要)

長期の国外滞在や渡航先の査証発給基準などの理由で1年以上前でも発給が認められる場合もあるので要確認。

旅券欄の状態が読み取り可能な状態であること、本籍や氏名に変更がない場合は戸籍謄(抄)本の提出が不要。

残存有効期間同一旅券

4 氏名や本籍等の変更 – 日本国内及び海外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_5.html#04

残存有効期間同一申請|神奈川県パスポートセンター公式サイト
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/2315/zando.html

2023/3/27より査証欄の増補対応が廃止となったため、残存有効期間同一旅券もしくは上述の切替発行を行う必要がある(どちらにしろ旅券番号が変更となる)。

手数料は6,000円となる。

なお、以前より氏名や本籍地の都道府県の変更があった場合の「記載事項変更旅券」はこの「残存有効期間同一旅券」の名称に変更・統合された模様。

通常の切替発行と同じようにパスポート自体が真っ新になるので旅券番号が変わる

変更前のパスポートに対して発行されている査証は手続きや再発行が必要だったり、無効になる場合があるので大使館や領事館(台湾は日本台湾交流協会)等の領事機関に要確認。

このような査証発給が絡む場合は切替発行の条件に該当するはずなので、査証発行前にパスポートを残存有効期間同一旅券もしくは切替発行を行っておくことを強く推奨。

ちなみに切替(新規)発行との損益分岐点は 残日数が10年版で約1369.6日(3年9ヵ月強)、5年版が996日(2年9ヵ月弱)。
つまり大雑把にパスポート発行日から10年版は6年3ヶ月、5年版は2年4ヶ月以上経過していた場合は切替(新規)発行をした方が有効期限的には割安となる。

パスポートのオンライン申請

パスポートの更新がスマホで可能に 2023年3月27日からオンライン申請がスタート! | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202301/1.html

令和4年の旅券法令改正による申請手続の主な変更点|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/pss/page22_003977.html

オンライン申請が始まりました|神奈川県パスポートセンター公式サイト
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/2315/online_apply.html

2023/3/27より、以下の条件に該当する場合はオンライン申請が可能で、パスポートセンターに出向くのは受け取りの1回で済むようになり、戸籍謄(抄)本の提出も免除される。

・パスポートの残存有効期間が1年未満となった場合
・査証欄の余白が見開き3ページ以下になった場合

一部の自治体ではオンライン申請時に戸籍謄(抄)本を簡易書留等で送付にも対応しており、この場合は新規発行や本籍地変更等を伴う切替発行や残存有効期間同一旅券にも対応。

大雑把に言うと切替発行の申請のみオンライン対応というイメージで問題ないかと思われる。
但し、本籍地・氏名など記載事項に変更があった場合は現時点では利用できない

台湾現地での発給

旅券関係の申請手続等 | 公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/consul/passport/detail3/

旅券・証明事務手数料の改定について | 公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/consul/passport/detail6/

あらかじめ戸籍謄(抄)本が必要なのと、支払は台湾ドル(NTD、TWD)建てになる。
日本で発給を受けるよりも日数がかかる上に、残存期間が1年未満や記載変更の必要が生じたなどの理由も必要になる。 詳細は交流協会のページを参照。

以下、2024/4/1時点の手数料(1TWD=4.75JPYで計算)。為替の変動により一定期間ごと(年1回?)に改定が行われる。

10年用 3,540元/*4,860元(約16,815円/*約23,085円)
5年用 2,440元/*3,760元(約11,590円/*約17,860円)
12歳未満5年用
残存期間同一旅券発給
1,320元/*2,660元(約6,270円/*約12,635円)
帰国のための渡航書 560元(約2,660円)

*5年以内に未交付失効履歴がある場合の手数料

台湾側でオンライン申請をする場合

在留邦人の皆様へ パスポート(旅券)に関する大切なお知らせ(3月27日からオンライン申請開始/手続きが変わりました)-公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/consul/passport/tabid3120.html

上述の「パスポートの残存有効期間が1年未満」、「査証欄の余白が見開き3ページ以下」かつ記載事項の変更がなく戸籍謄(抄)本の提出が免除される場合にのみ下記リンクのORRネット(オンライン在留届)から申請が可能。

但し事前に在留届を提出していることが利用条件となる。
このため実質査証申請が必要な長期滞在者や居住者に対する申請方法になると言える。

在留届 - インターネットによるオンライン在留届
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html

パスポート紛失時のフローチャート

※ガイドブックや公的機関によって遺失の届出先、発給必要書類が異なる場合があるが、ここでは交流協会と移民署の情報を元にしている。
実際のところケースバイケースの要素が絡むので以下の内容が全てでない点に注意。

※日本と台湾(中華民國)は形式上は外交がないことになっているので大使館や領事館が存在しない。
代わりに在外公館の役割を担う機関として日本側は「公益財団法人日本台湾交流協会」、台湾側は「台北駐日經濟文化代表處」を設置している。
このため、他国の在外公館とは異なる部分がある点には注意。

旅券を紛失等した方へ
https://www.koryu.or.jp/consul/passport/detail7/

よくある質問: 旅券(パスポート関係)
https://www.koryu.or.jp/faq/passport/

旅券事務: 旅券関係の申請手続等
https://www.koryu.or.jp/consul/passport/detail3/

內政部入出國及移民署 ─ 服務站(移民署の所在一覧、中文)
https://www.immigration.gov.tw/5382/5385/5388/7181/7184/7193/

1.紛失証明書の取得

紛失した地域の移民署でパスポート(旅券)を紛失した届出を行い、紛失証明書を取得する。移民署は各直轄市及び県に一つ置かれている。
紛失した地域でとはなっているが発覚した場所の最寄りの移民署でも対応可能だと思われる。また、国際便の発着のある空港や港湾の移民署カウンターでも手続きは可能。

また、交流協会のページでは写真付き身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードも有効?)を所持している場合は警察署でも発行可能とあるが、「旅券のみの紛失の場合は受け付けて貰えない場合がある」という記述がある。

パスポートの紛失・盗難に遭っている場合は鞄やパスポートが入っているウォレットなど一式失っていることが多いので、どの道警察署に紛失か盗難証明書を発行してもらうことになるとは思われる。

申請にはパスポート用写真2枚と(所持している場合は)身分証明が可能なものが必要。写真は移民署内で撮影可能(スピード写真機で有料、帰国のための渡航書を発給する場合は写真は最終的に5枚必要になる)。

なお、スピード写真機(自助照相/自動快照)の撮影費用は1枚(45x35mm 6枚分)当たり150~180元程度が相場の模様。

富多美自動快照
https://www.photomate.com.tw/
※台北地下街や台北移民署等にある機械

桃園機場

第一ターミナル:1F出国ロビー(12番チェックインカウンターの向い)、
第二ターミナル:3F出国ロビー(14番カウンター付近、インターネットコーナーの隣)

台北松山機場

国際線ターミナル到着ロビー1F、7-ELEVENの右

高雄機場

国際線ターミナル1Fロビー奥付近の郵局の近く

2.交流協会での手続き

台北又は高雄にある交流協会の事務所でパスポートの失効手続き及び旅券の再発給を受ける。
失効手続きの際に写真が1枚必要。

パスポートの再発給を受ける場合

発給までに2~3週間かかるため長期滞在者や居住者向け。

必要書類・手数料
写真1枚、戸籍謄(抄)本、手数料(10年:3,650元、5年:2,510元)

戸籍謄(抄)本はあらかじめ所持しておくか、日本から取り寄せる必要がある。
各自治体から送って貰うことも可能な場合もあるが、請求も含めて郵送でしか受け付けて貰えないためかなりの日数がかかる。代理人(家族・友人等)に発行して貰ってEMSで送って貰うのが手っ取り早いか。

帰国のための渡航書(Travel Document for Return to Japan)の発給を受ける場合

旅券ではなく渡航文書であるため、帰国後に効力が失効する。

必要書類・手数料
写真2枚、本籍地が記載された公的機関発行の文書(※)、手数料650元、復路の航空券や旅程票等

原則そして即日発給ではあるが、有効期限が数日なので発給タイミングに注意が必要。
台湾で発行したものは第三国を経由した帰国ルートは不可能となっている。

必要書類の中に戸籍謄本や本籍地記載の住民票等となっているが、必ずしも原本である必要はないようで、原本発行日から〇ヵ月以内といった規定もない模様(ただし何年も経過していると流石に厳しいかもしれない)。
結局のところ、パスポートとの紐づけ情報の証明項目の一つとして本籍地の住所を利用しているのかもしれない(未確認情報)。

オンラインストレージ等にスキャン画像をアップロードしておけば、ホテルやネットカフェ等でダウンロードとプリントアウトをすれば条件は満たせる。
ダウンロード環境とメモリカード等が確保できればコンビニでも出力は可能。
スマートフォン等での画像提示が通用するかは報告がないため不明。

運転免許証や健康保険証等の身分証を複数提示して発行されたケースもあるようで、結局のところは協会のスタッフの対応次第な模様。

コストや手軽さを考えると御守りとして、本籍地記載の住民票をパスポートとは別にして携帯しておくのが無難だろうか。

3.出国時の手続き

出国時に移民署か入国審査カウンターで出境登記表(ピンク色の紙)を入手し必要事項を記入、新旅券又は渡航書・移民局発行の紛失証明書と一緒に一般出国審査窓口に提出し出国。

※宿泊施設に滞在する場合

外国人が宿泊する場合は原則としてパスポートが必要となっている。

帰国のための渡航書がパスポートと同等の身分証として機能することになっていはいるが(紛失証明書でもある程度の証明にはなる)、これを理解していないスタッフだと宿泊が断られる可能性が高い。

この手のトラブルを避けるのであれば、日本語でやり取り可能な一定以上のグレード(最低でも☆3)の宿泊施設を選択すること。

また、予約時にパスポートを紛失しているので代わりの身分証明書類で宿泊できるか問合せておいた方が確実かもしれない。

結局のところ、パスポート番号しか記録していない宿泊施設は多いので、直近で宿泊したホテル等に延泊もしくはもう一度宿泊したいと頼み込めばパスポートの提示なしで宿泊できるかもしれない(パスポート情報は宿泊施設側が把握しているので)。

交流協会所在地

管轄区域は以下の通り
大雑把に彰化・南投・花蓮以北+金門・連江が台北事務所、雲林・台東以南+澎湖が高雄事務所

台北事務所:台北、新北、基隆、桃園、新竹、苗栗、台中、彰化、宜蘭、花蓮、南投、金門、連江
高雄事務所:高雄、台南、屏東、嘉義、雲林、台東、澎湖

管轄区情報 | 公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/about/kaohsiung/jurisdiction/

台北事務所

台北事務所 | 利用案内・アクセス | 公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/about/taipei/access/

台北市松山區慶城街28號 通泰商業大樓

月曜日~金曜日(祝日・休日除く)
9:00~11:30、13:30~17:00(査証業務は16:00、金曜は12:00まで)

代表:02-2713-8000
領事室:02-2713-8000-(2111、2112)
査証業務:02-2713-8000-(2113、2114)


最寄駅:台北捷運 文湖線・松山新店線 南京復興站

高雄事務所

高雄事務所 | 公益財団法人日本台湾交流協会
https://www.koryu.or.jp/about/kaohsiung/access/

高雄市苓雅區和平一路87號 南和和平大樓 9F、10F

月曜日~金曜日(祝日・休日除く)
9:00~12:00、13:30~17:00(査証業務は16:00まで)

代表:07-771-4008
領事室・査証:07-771-4008-(747)


最寄駅:高雄捷運 橘線 文化中心站

関連記事

台湾:入出境(入出国)
https://tw.cytn.info/p/taiwan-japan-immigration.html

台湾:トラブル発生時
https://tw.cytn.info/p/taiwan-troubleshooting.html

台湾:租車・租機車(レンタカー・レンタルバイク)
https://tw.cytn.info/p/taiwan-rental-car.html

台湾:電動(補助)自行車・電動機車(電動自転車・バイク)
https://tw.cytn.info/p/taiwan-rental-car.html

関連リンク

『台北でのパスポート紛失体験レポート』【フォートラベル】|台湾
https://4travel.jp/overseas/area/asia/taiwan/taipei/tips/11512211/
※帰国のための渡航書発給レポート、2014~2015年時点の情報である点に注意

パスポートの増補しました / ほとんど一人旅
https://arty0417.blog.fc2.com/blog-entry-771.html


2024/3/29:台湾現地の発給手数料更新、全体的に修正・更新
2023/12/31:スピード写真に関する情報を追記、全体的に微修正・更新
2023/11/8:全体的に微修正、更新
2023/3/31:台湾現地の発給手数料更新、残存有効期間同一旅券、旅券の増補廃止、増補パスポートオンライン申請の情報を追加
2022/6/28:写真追加、リンク修正
2022/3/31:台湾現地の発給手数料、交流協会の情報を更新
2022/3/11:全体的に更新
2021/4/21:リンク更新、記事レイアウト変更、手数料情報更新

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