その他の台湾旅行関連情報・雑学等

last update : 2023/03/26

※随時更新中

この記事では、知っていると特定条件下で”役に立つかもしれない”台湾の旅行知識を紹介。

老街

↑大溪老街

交通部觀光局-觀光資訊網
https://www.taiwan.net.tw/m1.aspx?q=老街&sNo=0030345

一言でいうと旧市街。台湾においては以下のような成り立ちを持つものが多い。

台湾では清王朝時代末期から台湾島の大規模な開発やインフラ整備が始まったが、それ以前は入植者に沿岸部や平地がじわじわ開発されていった経緯があるため、特徴的な街の造りになっているところも多く、現在もその痕跡を残すものも多い。

炭鉱・鉱山街

前者は猴硐・大溪など、後者は九份・金瓜石など、台湾北部に多い。

日本統治時代に開発された地域がほとんどで、
山間部に位置するものが多いため再開発の波に巻き込まれず当時の建物が残っている地域も少なくない。

港町

淡水・鹿港・安平など。台湾中部や南部に多い。

日本統治時代より前の清王朝や明王朝時代から発展したものもあり、台湾においては非常に古い史跡になっているものもある。

問屋街・物流交通拠点

上記の港町と重複する部分も多い。

大稻埕(迪化街)、艋舺、湖口、北港(雲林)など

特定の産業拠点

樟(しょう)脳・林業・窯業など特定の産業や物資集積の拠点として発展した町。

鶯歌、集集、奮起湖、神農街など

文創園區

↑華山1914文化創意產業園區

「文化創意園區」の略称のようで、「文化創意產業園區」と称している施設もある。

「華山1914文化創意產業園區」「臺中文化創意產業園區」「花蓮文化創意產業園區」「嘉義文化創意產業園區」「臺南文化創意產業園區」が五大文化創意產業園區とされている。

公営企業であった臺灣菸酒公司が運営していた酒類やタバコの工場や倉庫群を改修したものが多い。
日本統治時代の建物を再使用してレトロな雰囲気を残しつつ、アート芸術の展示発表施設や雑貨類のショップ、カフェやレストランなどが集まっている傾向にある。

近年、この文創園區が台湾各地で乱立しており、中にはテナントや運営事業者が集まらず運営の雲行きが怪しいものも出始めている模様。正直なところ華山以外の文創園區はパッとしない印象が強い。

鐵道園區

文創園區より歴史は古いがこれも台湾各地に多く存在し、機廠(車両工場や鉄道関連施設)跡地のものと、廃駅跡地の2つに大別される。

手入れがされているか怪しい廃駅があるだけの公園から引退車両展示施設、見ごたえのある資料館まで極めてピンキリ。

規模が大きいものは國立臺灣博物館鐵道部園區、嘉義鐵道藝術村(近隣に阿里山森林鐵路車庫園區もある)、哈瑪星鐵道文化園區(港湾跡地を整備した駁二藝術特區も隣接)、花蓮鐵道文化園區など。

糖廠

かつて台湾の一大産業まで発展した製糖事業。そのため台湾中南部を中心に多くの糖廠(製糖工場)跡地が存在する。また、原料のサトウキビを運ぶ糖業鐵路も僅かながら現存しており、不定期ではあるが運行もされている。

台灣糖業股份有限公司官網-主題景點
https://www.taisugar.com.tw/chinese/Attractions_index.aspx?n=10048

台灣糖業股份有限公司官網-糖鐵國家綠道
https://www.taisugar.com.tw/chinese/CP2.aspx?n=12422

標語など

一府二鹿三艋舺

清王朝統治時代、当時経済や政治の中心地が台湾の中部や北部に移っていた際のことわざとされる。

一府は臺灣府城(台南市中西區、安平區)、二鹿は鹿港(彰化縣鹿港鎮)、三艋舺は現在の艋舺商圏(台北市萬華區)を指す。

一心、二聖、三多、四維、五福、六合、七賢、八德、九如、十全

高雄市中心部の道路名に用いられている単語で、書経や漢書のフレーズが元になっているとされる。

「一心二聖三多・・・」 高雄市の道の名付け親は誰? : Taiwan Today
https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=187,188,189,190,191&post=164746

極地

↑富貴角燈塔

台湾における極地は以下の通り。

極地の7-ELEVENを巡る場合は以下の記事を参照

最果ての台湾7-ELEVEN(統一超商)所在地一覧
https://blog.cytn.info/2021/01/extreme-points-of-taiwan-7eleven.html

最北端

富貴角(新北市石門區)

交通アクセスは捷運淡水站からの716(台灣好行-皇冠北海岸線)で富貴角燈塔で下車するのが一番近いが土休日のみ運行で本数が少ない。

上記停留所から約300m南の台2線沿いの富貴角燈塔(同名だが別の停留所)は862・863・865・867(區)と系統と本数が多めなのでこれらの路線の方が利便性は高い。

交通部觀光局 北海岸及觀音山國家風景區管理處 富貴角燈塔
https://www.northguan-nsa.gov.tw/user/article.aspx?Lang=1&SNo=04002855

大臺北公車
https://ebus.gov.taipei/ebus

最南端

鵝鑾鼻(屏東縣恆春鎮)

交通アクセスは高雄や枋寮から向かう場合は9188線、恆春から向かう場合は他に8249、101B、101F、103B路線などから「鵝鑾鼻」下車。

最南端碑は鵝鑾鼻燈塔の入口(停車場)からさらに台26線を東へ進むと「台灣最南點」という案内が見えてくるので曲がり、「最南點停車場」手前の分岐では停車場とは逆の左の細道に入る。その後も分岐はあるが案内に従っていけば到達できる。

台灣最南點意象標誌-墾丁國家公園管理處
https://www.ktnp.gov.tw/News_Content2.aspx?n=5C28A0E32DF925F9&sms=C88B5251F308CE96&s=12B50A42609AF1D8

公路客運即時動態資訊網
https://www.taiwanbus.tw/eBUSPage/Query/RouteQuery.aspx?key=鵝鑾鼻

最西端

國聖港燈塔(台南市七股區)

※台湾本島内の極地では公共交通でのアクセスはほぼ不可。

台南市公車藍21・藍22・藍23路線の「九塊厝」から徒歩約8km、99路線の「黑面琵鷺賞鳥亭」から約4kmだが龍山里-黑面琵鷺賞鳥亭の区間は10~翌4月の土休日のみの期間限定運行。

YouBikeを利用する場合は最寄りが「台江文化中心」となり約21km、次点で「花園夜市」から約25.5km、安平樹屋近くの「西門實小」から約26kmと片道1.2~2時間弱くらいかかるが、九塊厝のバス停から歩くよりはマシかもしれない。

國聖港燈塔-台江國家公園
https://www.tjnp.gov.tw/SceneryView_Content.aspx?n=293&s=247380

大台南公車
https://2384.tainan.gov.tw/

台南市|YouBike微笑單車
https://www.youbike.com.tw/region/tainan/

最東端

三貂角(新北市貢寮區)

※交通アクセスは856(台灣好行-黃金福隆線)で瑞芳・九份・金瓜石・福隆から「馬崗(三貂角燈塔)」下車。もしくは礁溪から綠19・綠19A路線で同停留所で下車。

※最東端地点は馬崗漁港の南側になるが、特に記念碑的なものはない模様。

三貂角-東北角暨宜蘭海岸國家風景區
https://www.necoast-nsa.gov.tw/Area-Content.aspx?a=154&l=1

卯澳-東北角暨宜蘭海岸國家風景區
https://www.necoast-nsa.gov.tw/Area-Content.aspx?a=153&l=1

大臺北公車
https://ebus.gov.taipei/ebus

離島を含む場合

実際の最北端は釣魚台列嶼赤尾嶼、最南端及び最西端は南沙群島太平島とされるが軍事管制エリアである関係上到達不可能のため、海外旅客が到達可能なものを挙げる。

なお、この場合は最南端と最東端は台湾本島となる。

離島最北端

西引島 國之北疆(連江縣東引鄉)

※東引島と橋で繋がっているため、まず東引島まで到達する必要がある。

基隆から臺馬輪で東引、南竿福澳港からフェリーで東引中柱港。
南竿から直昇機(ヘリコプター)の航路もあるが事前予約が必要なようで、乗客数が少なすぎる場合は欠航する場合もある模様。

なお、東引鄉内に公車は存在しないようで、徒歩以外は計程車かレンタルバイクを利用する必要がある模様。

ちなみに自転車(自行車、腳踏車)は商売として貸し出している商店は存在しないという書き込みが2020年に存在する(参照リンク)。

ただ、東引中柱港から國之北疆まで約3.5km、東引島東端の東引島燈塔までも約3.5km程度なので徒歩移動は不可能というわけでもない距離ではある。

西引海岸景觀區 - 馬祖國家風景區地質公園深度旅遊網
https://theme.matsu-nsa.gov.tw/GeologyTravel/GeologicallandscapeContent.aspx?a=2687&l=1

島際交通 - 馬祖國家風景區觀光資訊網
https://www.matsu-nsa.gov.tw/articles.aspx?a=2627&l=1

交通指南-連江縣東引鄉公所
https://www.dongyin.gov.tw/chhtml/content/274?mcid=51826

離島最南端

沙溪堡(金門縣烈嶼鄉)

※交通アクセスは金門水頭碼頭からフェリーで小金門島の九宮碼頭へ。島内にバスは存在してはいるが、西側への路線は運行時間に偏りがあり本数も少ない。

九宮碼頭の旅客服務中心及び近隣にある新研租車で電動自行車や電動機車(原付相当の免許と翻訳文書が必要)をレンタルした方が良い。
烈嶼遊客中心(九宮碼頭より約150m南)にて無料の自転車貸出も存在する模様、レンタル時に身分証を預ける必要あり。
また、シェアバイクも存在するが外国人旅客の利用可否が不明。

烈嶼旅遊網-沙溪堡
https://lieyu.kinmen.gov.tw/travel/cp.aspx?n=1B709F39D72985AB

金門國家公園-烈嶼自行車租借申請
https://www.kmnp.gov.tw/cp.aspx?n=16548


2023/3/26:ページ作成

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